
金庫には耐火金庫と防盗金庫の二種類あります。
防盗金庫には基本的に耐火性能が備わっています。
耐火金庫には火災などによる外部の火や熱から収納物を守るための仕組みを備えています。
耐火金庫
金庫は鉄とコンクリートでできています。
大半の耐火金庫が、中が空洞になったスチール(鋼鉄)のボディーに気泡コンクリートを充填した構造を採用しています。気泡コンクリート(結晶水と自由水という2種類の水分が含まれています。)は発泡剤を使用することでコンクリート内部に多数の気泡を閉じこめて多孔質化させた耐火材です。
防盗金庫
防盗金庫にとって最も重要なことは、対破壊性能です。意外にも、泥棒はピッキングなどで錠を開けようとするよりも、扉をこじ開けるなどの破壊を行うか、持ち去りを行うケースが圧倒的に多いため、いかに破壊されない金庫であるかが最も重要ポイントとなるのです。
そのため、ハンマーや電動ドリルやガス溶断器などを使用しても破壊されなように設計されています。どのような仕組みでその頑丈さを再現しているのかはメーカーごとの企業秘密に当たるので詳細な事は公開されていません。ただ、パネルには衝撃や熱による攻撃を跳ね返すための特殊合金を用いていることが多いようです。